プロフェッショナル（達人）に学ぶ職場体験授業が１４日、鈴鹿市千代崎中学校であり、２年生１７６人が消防士や看護師など８職種を学んだ。

　来月に職場体験をすることから、事前に仕事を知っておこうと計画し、ほかにはサッカー・鈴鹿アンリミテッドのスタッフや富士電機社員、保育士、理美容師、柔道整復師、自動車整備業者が訪れた。

　授業は８教室に分かれて行われ、鈴鹿市消防本部の笹谷さん（２５）は、火災現場での奮闘や、大規模災害被災地での活動などを動画を交えて紹介した。生徒は火災現場で着る防火衣を試着し、川崎さん（１３）は「こんなに重い服を着て走って人を助けているとは、尊敬した」と話した。

　看護師の近藤さん（４０）は、資格を持てば再就職しやすいと利点に触れ、ウイルス感染を防ぐエプロンや手袋などを紹介。試着した国分さん（１３）は「看護師を詳しく知れて将来を意識した」と述べた。（河北直行）