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【地域経済】東海の新入社員調査 理想の上司「寛容なムードメーカー」

2018/05/25

 理想の上司は、職場の盛り上げ役で寛容な人-。三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京)が主に東海地方で働く新入社員439人に聞いた意識調査で、こんな結果が出た。男性は「ムードメーカー型」、女性は「寛容型」を望む人が最も多かった。

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 設問は、ほかにカリスマ型、情熱型、論理型など計八つの選択肢を提示。タイプごとに具体的な人物像も添え、ムードメーカー型は「軽薄な面もあるが、ユーモラスな盛り上げ役」、寛容型は「情に流されやすい面もあるが、寛容的で忍耐強い人格者」としていた。

 上位三つの回答は男性がムードメーカー型23・6%、寛容型16・7%、調整型14・5%、女性が寛容型30・3%、ムードメーカー型18・4%、平凡型13・8%の順だった。

 調査結果では、男性の傾向を「職場の雰囲気や一緒に働く人同士の人間関係を重視している」とし、「職場の雰囲気を盛り上げてくれる上司を望む人が多い」と分析。女性は「仕事に不安を抱えている人が多い」とし、「一人前になるまで忍耐強く指導してくれる温かい上司を求めている」と解説した。

 こうした傾向と一致するように、OKB総研(岐阜県大垣市)が主に東海地方の新入社員千二百三人に「理想の上司」を聞いた調査では、男性の一位はバラエティー番組の司会者などで活躍するタレントの明石家さんまさん、二位は熱い言動で知られる元テニス選手の松岡修造さんだった。

 女性の一位は、お姉さんのような頼もしい雰囲気を漂わせる女優天海祐希さん。二位に明石家さんまさん、三位にアナウンサーの水卜(みうら)麻美さんが入った。