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【三重】介護現場の対応 従事者らが学ぶ 津、マナー研修講座

2018/04/18

 介護職を対象にしたマナー研修講座が17日、津市栄町の県勤労者福祉会館であり、参加者たちは介護現場で必要となる特有の対応方法について学んだ=写真。

 介護労働安定センター(公益財団法人)が、介護従事者の技術向上を目指し行う専門講座の一環として開催。4月から県内の福祉施設で働く従業員ら40人が参加した。

 津地区医師会・介護支援専門員の長沼理恵さんが講師を務め、施設利用者に不信感や不安を与えないための身だしなみや態度、言葉遣いを説明した。

 特に認知症患者への対応で生じる「思い違い」を防ぐためのポイントを重点的に説明。「お互い疑心暗鬼にならないためにも、利用者の立場に立って行動することが重要」と呼び掛けた。

 高校で福祉について学び、四月から津市内の介護事業所で働く同市安濃町川西の清水誠さん(18)は「介護について授業では習ったが実践はまだ。利用者と関わる上で注意点を確認できた」と話した。(須江政仁)