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【三重】「介護の日」前に仕事の魅力紹介

2017/11/11

津で催し

 11日の「介護の日」を前に、介護現場について理解を深めてもらうイベントが10日、津市西丸之内の津リージョンプラザであり、県内で介護を学ぶ学生らが参加した。

 県介護福祉士養成施設協議会と県介護福祉士会が主催。介護職は低賃金などのイメージを持たれやすい傾向があるとして、介護従事者の意欲を高め、県民にも魅力を知ってもらおうと開いた。

 介護の日常を描いた書籍『ハードロック介護』のモデルになったコバヤシさんによる講演があり、職員と施設利用者の心温まる笑い話を紹介。「心と心がじかに触れ合う仕事」と魅力を伝えた。

 座談会もあり、養成学校の卒業生が失敗談ややりがいを語ると、学生たちは先輩たちの話に聞き入った。介護技術を競うコンテストも開かれ、従事者が日ごろの成果を披露した。

 高田短期大で介護を学ぶ鈴木碧衣さん(20)は「施設利用者への新しいアプローチを発見できた。先輩たちも多くの悩みを乗り越えて今があると知って安心した」と話した。(須江政仁)

コンテストで介護技術を競う介護従事者ら=津市西丸之内で
コンテストで介護技術を競う介護従事者ら=津市西丸之内で