2017/07/12
厚生労働省出身の宮本悦子氏(48)が11日、副知事に就任した。任期は4年。県民生活部や健康福祉部などの業務を担当する。
山口県出身。京都大法学部を卒業し、1991年に旧労働省に入省した。副知事就任前は厚労省で、労働基準局安全衛生部計画課長を務めていた。
大村秀章知事から辞令交付を受けた後、会見し、「愛知という大きな県で仕事できることに身が引き締まる。女性の仕事と子育ての両立に力を入れる」と語った。
製造業が集積する県には、男性が全国から流入する一方、女性は首都圏などへ流出する傾向がある。「女性が生涯にわたって、愛知で暮らそうと思えるよう、仕事の中身、環境改善などを考えたい」と述べた。
小学生の娘の母親でもあり「子育てと仕事の両立は、自分一人では厳しい。私も、周囲の支えで何とか続けている。ロールモデル(手本)になれるように考えたい」と話した。愛知での生活は初めて。生け花が趣味といい、「愛知は花きの生産が日本一。赴任が決まった時はうれしかった。名古屋めしを試したい。あんかけスパゲティも楽しみ」と語った。 (相坂穣)
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