2017/03/18
6年連続で改善 同期比過去最高
文部科学、厚生労働両省は17日、今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日時点で90・6%だったと発表した。前年同期比2・8ポイント増で、6年連続で改善。この時期のデータがある2000年以降で最高となった。
文科省の担当者は「景気の影響もあり、企業の採用意欲が高い」と分析した。今後の調査で、過去最高だった昨春卒業の大学生の就職率97・3%(昨年4月1日時点)を上回るかが注目される。
全国の国公私立大から62校を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。地域別では、関東と近畿がともに91・9%で最も高く、中部が91・5%で続いた。北海道・東北89・7%、九州86・8%、中国・四国86・0%を含め、全地域で前年同期を上回った。
男女別では女子が92・8%で過去最高、男子は88・8%だった。文理別は理系92・1%で、文系90・3%を上回った。
一方、今春卒業予定の高校生の1月末時点の内定率は0・4ポイント増の94・0%で、24年ぶりの高水準となった。製造業や建設業をはじめ、ほとんどの業種で求人が増えた。都道府県別では、福井がトップの98・5%。最も低かったのは沖縄76・2%だった。
高校生の内定率は、学校やハローワークを通じて就職を希望した約17万6000人を調査した。
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから