2016/10/20
女性リーダーの活躍を考えるシンポジウム「出産と仕事」が名古屋市瑞穂区の市立大病院であり、企業や大学に勤める女性が意見を交わした
パネル討論ではスギ薬局で部長として働く岡野恵子さんが「子育て、仕事とも充実させるのが私にとっての当たり前」と話し、両立させてきた自らの生き方を紹介。カルビーの中日本事業本部長の福山知子さんは、在宅勤務や半日休暇などの社内制度を紹介し「女性の活躍は企業のトップが強い思いで進める必要がある」と呼び掛けた。
市立大大学院の杉浦真弓教授は講演で、年を重ねると妊娠が難しくなる医学的な仕組みを解説し「時期に応じて仕事に専念するべきか、妊娠に専念するかを考える必要ある。社会が生殖の知識をもっと持たなければならない」と述べた。シンポは市立大と名古屋大、豊橋技術科学大が主催し、市民ら100人が耳を傾けた。(河北彬光)
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