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【社会】中高生の母親 正社員8.7% 希望は47.4%、大きな差

2016/08/19

 自分の子どもが中高生になったら正社員として働きたいと考えている既婚女性は半数近くいるのに、実際に希望がかなっているのは8・7%のみ-。明治安田生活福祉研究所が実施した調査で、出産をきっかけにした女性の働き方には、理想と現実に大きな差があることが浮かび上がった。

 調査は今年3月、20~40代の男女に結婚や出産に関する意識などを聞いた。このうち既婚女性が答えた理想の働き方は、子どもが保育所や幼稚園に通う前の未就園児の間は「専業主婦」が63・3%で最多。「短時間勤務」は21・3%、「正社員」は11・6%だった。

 子どもの成長に合わせ、働く意欲を持つ人の割合は増え、子どもが中学・高校生になれば、短時間勤務の希望は35・0%に、正社員は47・4%に達した。一方で専業主婦は10・9%にとどまった。

 実際の働き方を尋ねると、子どもが未就園児のうちは理想と大きな差はないが、中学・高校生では専業主婦が52・2%と半数を超え、短時間勤務は34・8%、正社員はわずか8・7%だった。