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【愛知】愛知大生、上海に習う 本紙支局などで就業体験

2016/08/19

 【上海=加藤直人】愛知大(名古屋市中村区)現代中国学部の学生10人が4日から17日まで、本紙上海支局や上海の日系企業などで、インターンシップ(就業体験)に取り組んでいる。

 同学部の中国インターンシップは今年で13回目。選考試験を経て派遣された学生らは日系広告会社、旅行会社、物流会社などで、現地駐在員について中国ビジネスの現場や商習慣などを体験学習している。

 本紙上海支局は今年初めて学生を受け入れた。同学部3年の小坂井治佳さん(同市港区)は記者に同行し全日空の新機内食の発表記者会見に参加したほか、自分の問題意識に基づき「日中アニメ比較」「中国大学生の対日観」などのテーマで実際に街に出て取材し記事を書く練習をした。

 小坂井さんは「人に伝えることのできる文章の書き方を学ぶ良い機会になりました」と感想を述べた。

 先週末の13日には愛知大上海交流センター(村瀬栄治所長)が、学生と受け入れ企業関係者を招いて意見交換会を実施。企業側からは「短いインターンシップの期間に中国ビジネスを身に付けることは難しいですが、中国流の商習慣や物の考え方などを実際に体験し、将来に役立ててください」と激励の声があった。

意見交換会でインターンシップの感想などを語る学生=上海市の日本料理店で(加藤直人撮影)
意見交換会でインターンシップの感想などを語る学生=上海市の日本料理店で(加藤直人撮影)