「意欲的な生徒、歓迎」

　揖斐高校（揖斐川町三輪）の普通科に通う２年生５人が、建設業界について学ぼうと、西濃建設（同町上ミ野）グループの施設や重機などを見学した。

　同グループは毎年、工業高校や専門学校などで土木・建築系の分野を学ぶ生徒を招いた見学会を開いている。今回は、建設業界に携わる人材不足の解消に向けて、普通科の生徒を初めて招いた。

　生徒たちは、同グループの東洋スタビ（大野町公郷）が国内最先端の工法で池田町沓井に建てた久保田建設の新社屋と倉庫を見学。

　会場にある同グループの大型重機の仕組みなども学んだ。河合晃汰さん（１６）は「高校近くの企業がこんなにすごい企業だとは知らなかった。今後の就職活動の参考にしたい」と話した。

　西濃建設の田中由樹管理部長は、建設業界で活躍するにはさまざまな資格を取得する必要があることを指摘した上で「意欲的な生徒ならどの分野でも歓迎。これからも普通科の生徒たちに声を掛けていきたい」と話した。（広田和也）