2016/06/16
職人に“弟子入り”して本格的なものづくりに挑戦-。関市内の事業所を回って現場を体感できるイベント「関の工場参観日」で、今夏の3回目は、参加者が素人では難しい工程も担い、実際に製品を作る特別体験会が開かれる。
高い技術を持つ会社が身近にあることを知ってもらうため、市や地元企業の実行委員会が2014年から実施。25ほどの事業所が参加し、工場内の見学ツアーや雑貨の工作体験を行っている。
今年は8月24~27日の4日間を予定。通常のツアーなどに加え、遠方からでも来たくなるマニアックな8種類の特別体験を新たに企画した。
熟練職人の付きっきり指導で刃付けまでできる彫刻刀やはさみ製作、火花を散らして鉄を溶接する椅子作り、世界で一つの手打ち麺やフレーバー牛乳作りなど、多彩な内容となっている。
PRにはネット上で出資を募るクラウドファンディングを活用。参加希望者は、関市などが共同で開設したサイト「FAAVO美濃國(みののくに)」を通じて申し込む。参加料は8000~3万円程度で、定員はそれぞれ2~4人ほど。ほかに、出資して刃物製品などのセットがもらえる支援コースもあり、イベント運営資金の獲得に生かす。
募集は17日~7月31日で、目標金額は20万円。担当の田中淳也さん(33)は「一般の人と面白いことに取り組むことで、今まで表に出てこなかった中小企業の新たな魅力のアピールになれば」と期待する。
市役所での申し込みも可能。【問】市商工課=0575(22)3131
(織田龍穂)
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