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【社会】大学生内定率80・4% 昨年12月時点5年連続上昇

2016/01/21

 今春卒業予定の大学生の昨年12月1日時点の就職内定率は、前年同期比0・1ポイント増の80・4%で、5年連続で上昇したことが文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。担当者は「企業の採用意欲の高まりもあり、最終的な就職率は昨春より高くなるのではないか」としている。

 男子は0・1ポイント増の70・0%、女子も0・1ポイント増え82・0%。文理別では、文系は79・7%で0・3ポイント上昇したのに対し、理系は0・8ポイント減り、83・4%だった。

 地区別に見ると、関東が86・8%で最も高く、近畿81・4%、中部78・8%、北海道・東北75・6%、中国・四国71・0%、九州70・3%の順。関東、中部、中国・四国は前年同期比を上回ったが、北海道・東北、近畿、九州は下回った。

 高校生の昨年11月末時点の就職内定率は、前年同期比1・7ポイント増の85・8%で、6年連続で上昇した。都道府県別のトップは福井で94・4%、次いで愛知92・2%、富山93・1%。最も低いのは沖縄の53・8%で、高知72・7%、神奈川75・6%と続いた。

 大学生の内定率は、全国の国公私立大62校の4770人を抽出調査。高校生は、就職希望の約17万7000人を対象に実施した。