2015/08/07
陶磁器のメーカーや商社で働く女性を対象にした講座「美濃焼おかみ塾」が6日、土岐市肥田町の市陶磁器試験場セラテクノ土岐で始まった。
10月までに8回ある。
営業やデザイン企画をはじめ、多分野で女性に活躍してもらおうと、試験場が初めて企画した。担当者は「女性を製造の現場で雇用している企業は多い。食器を使う立場の声を商品開発に取り入れることで、需要に応じた品が作れるはず」と期待する。
講師を務めるのは、内装や食のコーディネーターなど4人。新商品案を練ったり、自社の商品に料理を盛り付けて強みを考えたりする。7月中旬から参加を募り、市内16社の20~50代の18人が集まった。
第1回は、女性労働協会(東京都)の佐藤千里さんが講演。福岡県の博多織メーカーを紹介し、「女性が現代に合わせたコースターやしおりを考案したことで、伝統工芸が廃れることなく受け継がれている」と話した。
受講生が話し合う場もあり「器はもらう物という風習もあるが、お金を出して買いたいと思う品を探してみることも大切」「今後の生活を豊かにしたいという30、40代がターゲットになるのでは」などの意見が出た。 (秦野ひなた)
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