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【地域経済】職場発泣き笑い/ひらめきで新規開拓

2015/05/21

 人材サービス会社で営業コーディネーターを務める木村志穂さん(28)。「ひらめき」という「特技」を買われ、4月から新規取引先を開拓する専従となった。

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 「仕事が増えているので派遣を活用したい」「社員の産休期間だけ入ってほしい」「新しいプロジェクト立ち上げで人が要る」。そんな派遣ニーズの掘り起こしが私の仕事の一つ。新規開拓にも率先して取り組んできました。

 すでに取引がある顧客企業まで行き来する際、会社広告の看板なんかを見て、ぴーんとくることがあるんです。気になったら、その場で携帯で調べたり、社名をメモして会社で調べたりして電話をかけてみます。「看板を見て気になったものですから」と言えば、声をかけやすいんです。

 お目当てはうちの強みである事務職に需要がありそうな企業ですね。看板を出すのは会社として訴えたいことがあるから。リストを基に訪問アポを取る一斉営業もありますが、100社に電話して訪問できるのは7~8社程度だそうです。

 私の「ひらめき」の場合、とりあえず会ってもらえる確率は2分の1。人手不足に悩んでいるか、すでに欠員が生じて困っている。そんな中小企業さんが多いですね。派遣ならば、必要な時に、必要な技能、必要な人材をタイムリーに提供できると思います。