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【地域経済】職場発泣き笑い/雑談からニーズ発掘

2015/04/07

 三菱UFJ信託銀行名駅支店の営業嶋崎涼子さん(32)は、上司から「気合とガッツあふれる」と評される人材。朝から夕方まで自動車で駆け回る日々だ。

 ◇ ◇ ◇

 2005年に入行し、まず窓口業務を4年担当しました。信託銀行は、資産の運用から、不動産売買、相続まで、多岐にわたるサービスがあります。次々と来店するお客さまのニーズを聞き出し、的確なサービスを勧めるには多くの知識が必要で、最初は緊張しました。どんどん接客して知識を吸収し、度胸もつけました。

 財産を預かる仕事なので、大切なのはお客さまとの信頼関係です。礼儀や言葉遣いなどの基本はもちろん、お話を丁寧に聞くことが信頼につながります。

 今は岐阜県や愛知県の一部が担当エリアで500世帯ほどを受け持っています。朝に早めに出社し、その日訪問するお客さまの状況を確認します。定期預金や投資信託の手続きなど、用件はさまざま。不思議と前にどんな会話をしたか覚えていますね。1件に最低1時間はかかるので、会話が途切れないよう、趣味や芸能人などの話題を3つは用意します。雑談からニーズを発掘するのが仕事です。

 岐阜県は広く、なかなか予定通りには回れないですね。夕方、職場に戻ると、交渉の記録を書いたり、伝票の処理をしたり。そしてまた翌朝から営業です。