2015/01/16
精神障害者が安心して働ける職場をつくるため、精神障害者の就労の理解と対応について学ぶ勉強会が14日、千種区内山3のウイングル名古屋千種センターで開かれた。
障害者向け就労支援事業を展開する会社「LITALICO(リタリコ)」(本社東京都目黒区)が企画。精神障害者の雇用を促そうと、市やハローワーク職員、企業の人事担当者ら約20人が参加した。
県立城山病院の精神保健福祉士鈴木なつみさんが講演し、統合失調症やうつ病、発達障害などを説明。「病状や障害は人によってさまざま。本人の特徴やつまずきを丁寧に説明していくことが大切」と訴えた。
続いての討論では、企業担当者が精神障害者を雇用する上での課題や現状を紹介し合い、理解を深めた。
障害者雇用促進法の改正で、2018年度から精神障害者も雇用義務の対象に加わることになり、精神障害者の雇用人数は増加傾向にある。だが、問題の1つは就労の定着。企業内の精神障害者に対する理解や企業と医療・福祉機関との連携も課題となっている。
リタリコは2005年12月設立。障害者雇用分野に着目し、障害者の就労支援事業所「ウイングル」を全国44カ所に展開している。県内には5拠点ある。 (梅田歳晴)
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