高校生が企画、運営する子ども向けの職場体験イベント「キッズビジネスタウンあいち」が１６日、中川区の中川商業高校であった。

　実在の企業や商店が出店して架空の街に見立て、子どもたちが各店舗を巡って職業体験をする取り組み。店員や指導役を高校生が務めた。

　喫茶店やパンやカレーなどの身近な店や、警備業や雑誌記者など、多彩な２０のブースが並んだ。事前申し込みがあった１８０人の小学生が参加した。

　専門学校トヨタ名古屋自動車大学校（清須市）のブースでは、子どもたちが車の整備を体験。事前に同校で研修を受けた高校生が、タイヤの取り外し方やエンジンルームの点検法を教えた。

　中村区の牧野小六年の清水遼君（１２）と日吉小五年の加藤康生君（１１）は「本物の車を触れて面白かった」と笑顔を見せた。（多園尚樹）