2014/11/06
NPO法人全国引きこもりKHJ親の会は2日、交流研修会を名古屋市中村区のウインクあいちで開いた。
引きこもりの家族を持つ人や支援者ら280人が参加。「変化するひきこもり支援」と題して支援制度について意見を交わすシンポジウムがあり、体験談が語られた。
20代のころ引きこもりを経験した男性(38)は支援団体「オレンジの会」(名古屋市)に通い、不規則だった生活のリズムを取り戻した。他の引きこもりの人の訪問に付き添うようになり、「役割をもらうと継続して行けるようになった。もらった元気を、次の困っている人に分けてあげたいと思った」と振り返った。
討論に加わった厚生労働省の担当者は「当事者の特性を生かせる業務を支援する側が探し『…しかできない』ではなく『…ならできる』と表現することで可能性が広がる」と指摘した。(木下大資)
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