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【地域経済】職場発泣き笑い(6)/働くママ 毎日分刻み

2014/09/17

 「毎日朝からスケジュールはぎっちぎち」と話す伊藤優さん(28)=愛知県岡崎市=は、トヨタ自動車に勤める一児の母。昨年10月に職場復帰し、仕事と育児との両立に奮闘する。

 ◇ ◇ ◇

 午前6時半ごろ、もうすぐ3歳になる長男を起こしてご飯を食べさせて、8時には保育園に預けます。急いで出勤すると、ちょうど始業時間の9時15分。6時間の時短勤務で、遅れると減給なので必死です。午後4時15分きっかりに仕事を終え、電車に駆け込みます。5時すぎに駅から歩いて保育園に向かい、何とかお迎えの時間に間に合っています。

 午後5時半に帰宅して買い物へ行って夕食を作り、長男と一緒に食べる。同じ会社で働く夫の帰りは遅いので、あらためて食事を用意します。片付けをして、洗濯もし、長男をお風呂に入れると、もう寝かしつける時間になっています。

 仕事は、中国向けの車の発売準備や販促、モーターショーなどのイベントを担当しています。仕事は好きで、自分のやっていることに誇りを持っています。

 育児休業中の2年間は子どもの成長を見る楽しさがありましたが、社会からの疎外感も感じていました。働いていると世の中も分かりますし、同僚から刺激がもらえます。仕事は続けていきたいのですが、いつフルタイムの勤務に戻るのかが悩むところです。