６０歳以上が６割超

　農林水産省が５年ごとに実施している統計調査「漁業センサス」の２０１３年版で、県内の漁業就業者が７７９１人と、０８年の前回調査時から２１５６人（２１・７％）も減少したことが分かった。県が２９日、発表した。

　０８年調査時の漁業就業者は９９４７人、０３年調査は１万２２６１人だった。１３年調査では、漁業で生計を立てている世帯や事業所を指す「漁業経営体」も４１１８と、前回調査と比べて１０３７（２０・１％）減少した。

　就業者を年齢別に見ると、７５歳以上が２０・６％、６９～７４歳が４１・１％と、６０歳以上が６割超を占めた。２５～３９歳は７・４％、４０５９歳は２９・１％で、高齢化と後継者不足が減少の背景にあることがうかがえる。（相馬敬）