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【岐阜】建設現場の6割で法律違反 岐阜労働局まとめ

2014/04/16

 岐阜労働局は15日、県内の建設工事現場の6割で、工事車両と人との接触防止や高所からの墜落防止などの対策に不備があるといった、労働安全衛生関係の法律違反が見つかったと発表した。

 昨年12月から2カ月間行った抜き打ちの監督指導の結果をまとめた。126カ所のうち、75カ所で違反が見つかり、違反率は59・5%。38%だった昨年6月の指導時から大幅に上昇した。岐阜労働局は「昨年末は人手不足が深刻だったため、安全面がおろそかになった可能性がある」とみている。

 ショベルカーやブルドーザーなどを使用する際に誘導員を配置していないなどの違反(23カ所)、手すりを設置しないまま高所作業をするなどの違反(19カ所)が目立った。

 岐阜労働局は改善を指導するとともに、このうち8カ所で作業停止命令を出した。

 (宇佐美尚)