2013/07/20
全国各地の塗装職人らでつくるボランティア団体「塗魂(とうこん)ペインターズ」が18日、瑞穂区東栄町の享栄幼稚園を訪れ、さびついた遊具や園舎の屋根などを塗り直した。日頃は塗装会社で働くプロの技で、子どもたちの遊び場をよみがえらせた。 (小坂亮太)
中部地方や関東、関西などから33人の職人が集結。使い慣れたはけを使い、塗装が剝げて汚れた滑り台などのペンキを塗り直した。赤や黄、緑などさまざまな色を塗り分け、子どもが喜ぶようカラフルに仕上げた。
塗魂ペインターズは2010年、業界ならではの社会貢献を模索していた職人らがインターネットで声を掛け合って立ち上げた。現在は77社が加盟。ホームページなどで依頼を呼び掛け、全国各地の幼稚園や特別支援学校などを巡って建物や遊具の塗り直しを続ける。享栄幼稚園は12カ所目という。
東日本大震災で被災した宮城県女川町にも出向き、仮設店舗を明るく彩ったことも。事務局長の池田大平さん(49)は「喜んでくれる顔を見るとうれしくなる。他の業種にも職人技を生かしたボランティアが広がってほしい」と願っている。
9月には岡崎市の岡崎聾(ろう)学校で塗装作業に励むという。
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